3月11日、PM2時46分18秒

今日で、あの東日本大震災から丸一年が経ちましたね。
痛々しい震災の爪痕が残されたままの地域と、未だ癒えぬ傷を深く抱えた方々。
同じ日本で起きた事とは考えられないくらいの辛さを垣間見て、想像するだけで…心が痛みます。

震災当日、私は上司と二人で仕事中でした。
たまたま社内に一人きりじゃなかった事だけが幸いでしたが………
屋内が危険だと判断して外に出た途端、隣家の屋根がこちら側に雪崩の様に落ちてきて、
駐車場の車がトランポリンで跳ね上がったように宙に浮き上がって、
地面のコンクリートはひび割れて、町内で陥没した道路もあって。
揺れが止まって社内に入ると色々な物が散乱していて…どの情景も悲惨でした。

交通機関はストップ、通信手段も限られ、ニュースは広告CMの無い特番の中継ばかり。
その後も余震は続く一方で…何かが終わりのような気がしました。

そういう一生忘れない出来事を思い返しながら…今日の一枚です。

『 災い転じて福となす 』
何かの番組で、復興の祈りを込めて今年の東北用絵柄入り年賀状が福寿草だと聞きました。
便乗して、私も両親の今年の年賀状用に祈りを込めて『 福寿草と南天 』を描きました。

国内外問わず、きっと世界中の皆さんが祈って、支えてくれているんだと感じます。

やまない雨も、明けない夜も無い。
今日は悲しみの雨が降り注ぐけれども、明日はにこやかな晴れ間がのぞいてくれますように…。

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